言葉
「バッツ」
「お、どーした?」
珍しくスコールからバッツに声をかけてきた
普段からそんなにしゃべらない彼からすれば、珍しいのだ
何だろ、スコールから呼ぶなんて

俺は立ち上がって、スコールの隣に並んだ
その行動にびっくりしたのか、視線は地面に向かってしまった

ただその視線が自分に向いてくれるのを待つことは容易だった

「俺に、話があるんじゃないの?」
そんな言葉をかければ、すぐに顔をあげる
表情は情けなさそうな17歳の顔だった。
こういうスコールも好きなんだよな、
まあもったいないから言わないけど

「その、前にバッツが言ったことなんだが・・・」
「?俺なんか言ったっけ?」
「あ、いや・・・・」

多分心の中では言ってるんだろうな
何て言葉をプレゼントしてくれるんだか

悩んでるスコールを見てるのも微笑ましくなるって
かなーり重症かなぁ?
でも、まぁ


「じゃあ、スコールが言ってくれるまで待つから」
本当は言葉なんていらないんだけどさ
こういうスコール滅多に見れないから、もうちょっと見たいんだよね




おまけ


「なぁ〜んか最近2人でいちゃいちゃしすぎだよね〜」
「だろーラブラブなんだぜ〜」
「な・・・ッ!」
「俺も混ぜてー!」
「いいぜー!」
「・・・・・!(何故そうなるんだ!)」

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