log(0702〜0728)
0728

※現パロなので注意!


















・スコールが家から帰ってきたら、ドアから甘い匂い。
バッツが大量にクッキーを焼いていて(というか焼きすぎ?)、スコールはなんだこれは状態
で、そのまま口にクッキーを健全な形で突っ込まれるがそのままちゅーされるとか。

結果、角砂糖がいくつも吐けるほどあまーい話になる…はず!
スコールがつんつんしていない限り大丈夫だ。(何が大丈夫なんだ)
きっとバッツなら星型クッキーを派生させて、何か違うもの作ってそうですよね。
あと顔型クッキーとかね。
お前らどんだけだよっていぐらい、ネタであってほしいです。



・雨の中スコールが帰っていたら、突然目の前にバッツ登場
それもこんな土砂降りの中で何故傘をさしてないんだ!とスコール呆然
そしたら雨音に負けないぐらいの大声で、スコールに堂々と告白。

ある意味青春真っ只中でですよね。
ただこの場合、同い年設定にした方がいいんでしょうが、何気にあの年の差が気に入っているのでかえません。
もうひたすらすごい顔のレオンハートさんが見れると思います。
最後に「傘は?」と聞いたら「忘れた!」て清々しく答えてくれるのが理想です。





ということで、クッキーネタを文にしてみました。







「ただいま…?」
ドアを開ければ、一気に甘い香りが漂ってきた
甘い、というよりは甘ったるい、という表現の方が正しいかもしれない
スコールは靴をそろえて、リビングに向かった。
するとテーブルの上には乗り切れなかったのか、大量のクッキーが積まれていた。

「お、スコール!お帰り!!」
「・・・・・・バッツこれは」
「いやあ、急にクッキー食べたくなってさあ。気づいたらこんなに作っちゃった」

食べきれるかな〜とすっごい笑顔で笑っているバッツは、焼けたクッキーを食べながらも、まだ焼き終わっていないクッキーをオーブンに入れていた。
これは確実に二人で食べきれる量じゃない

―…にしても甘ったるい匂いだ

スコールが立ちつくしていると、たくさんのクッキーを抱えたバッツが目の前にきた。



「なんだ」
「ほら」
「…いらない」
「だめ」

ぱき、と大きな星型のクッキーは彼の手で丁寧に半分に割られて口の中に入ってきた。
とても甘いものを想像していたので身構えてしまったが、さほど口に入るとそこまで甘くはなかった。

「・・・おいしい」
素直に感想を述べた
するとバッツは嬉しそうに笑って、そのまま唇をあわせてきた。


「?!」
「…スコールも十分おいしいけどな」
「……(変態)」

そしてまた、新しいクッキーが焼ける音がした。
今日の夕飯はクッキーかもしれない、とバッツが言うもんだから
冗談とはわかっていても、どこまでが本気かわからなかった。

―――

最後を考えてなかった…(またかよ!)
ちなみに夕飯は、ご飯とみそ汁とおかずその他の予定。
デザートはクッキーです。



そして書かないつもりだったんですけど、今のりにのってるので(脂身かよ!)書いちゃいます。
雨の中告白バツスコ
またもやスコール視点








「スコール!」

気のせいだろうか、名前を呼ばれた気がする
スコールはバシャバシャと降る雨の中、傘をさして下校してる途中だった。
今日に限って大雨で、制服も半分濡れてしまいひどく不愉快だった

―…真夏の雨は好きじゃない
雷まで鳴った空を見上げてさらに気分は落ち込んだ


―バシャッ!!

「!?」
車が勢いよく隣を通ってきたので、一気に水がはねてきた。
避けようとしたがあまり歩道は広くなかったので避けきれなかった。
しかし、水の洗礼を受けたのはスコールではなかった



「バッツ?」
「スコール!やっと振り向いてくれいた!さっきからずっと呼びながら後ろ追いかけてきたんだぜ?」

いつでも笑顔の彼は天気に負けず笑顔だった
しかし、彼はこの雨の中傘をさしておらず、まさにずぶ濡れだった。
スコールはあわてて傘を差し出したが、大丈夫大丈夫、と断られてしまった。

「風邪をひくぞ」
「でも今、どうしても言いたくて」
「雨宿りしてからじゃだめなのか」
「だめだ!今なんだ」

バッツは食い下がってきて譲らなかった
いくらなんでも風邪をひくから、どこかに入ってほしい…
スコールは最後にはバッツの強い押しに負けて、その申し出を聞くこととなった。
「じゃあ、風邪をひく前に早く言ってくれ」

―ザアアアアアアアアッ
また雨が強くなってきた。
でもバッツにはそんなのは関係ないようで、まっすぐな瞳でスコールを見つめていた




「スコール」



ザアアアァアァァッ

まだ雨は酷い









「おれ、スコールのことが好きで好きで仕方ないんだ!」


「え?」


その時、大きな雷が鳴った
一瞬にしてあたりが明るくなった


「だから、スコールのことが好きなんだ!!」


「……」

どうも聞き違いではなかったらしい
スコールはあまりの突然な言葉に固まってしまった。
言葉の意味は?
好き、と今更いう必要があるのか?
いい友達なのに
仲間同士なのに

その好きじゃないのか

でもそれなら改めて言う必要がない…

答えはすでに出ている
しかし確信が持てず、スコールはどうしていいのかわからなくなってしまった。



「あ、ごめんな?やっぱり無理「いや、そうじゃなくて!」

バッツはまだ大雨の中に一人でいた
スコールだけが傘の中にいた。


「その、意味が…」
「意味?」

くそ!
スコールは心の中で舌打ちをした。
こういうとき、どう言葉にしていいかわからなくなるのだ。
頭ではわかっている
しかし、言葉が外に出て行ってくれないのだ
普段からあまりしゃべらない彼にとって、今ほど苦痛な時はなかった。
聞かなければいけないのに言葉が出ない

それを読み取ったのか、バッツは笑顔になった。





「好きなんだ」

「……」

「友達とかじゃなくて、スコールのことが好きなんだ」

彼は先に答えを出してくれた。
―――


あーあーあーあーあー
長くなってしまった。
長すぎたので切ります、ぶっちん。
0726

「サイファー?」
「……」
「サイファー?」
「……」
「お、おなかいたいの?」

ふたつの白い息はとても小さかった

イライラする
おれさまは今、ひとりになりたくてここにいる
そう、ひとりになりたくて

いい場所じゃないことぐらい、こどもの自分でもわかる
風はつめたいし、雪は降り積もってきている。
サイファーは雪がついた髪を振り払いつつ、後ろにぴったりついてきたスコールをにらみつけた。

手袋をしてない白い手は、真っ赤に染まっていた


「なんで、ついてくるんだよ」
「だ、だって…きょうはサイファーの「うるさい」

「…ごめんなさい」

おれさまはふきげん
ふーきーげん
泣き虫スコールがついてきた理由なんて興味がなかった
そして寒いのにここまでついてきたスコールがとても嫌だった
かたかた震えているのに、帰ろうとしない


「あっちいけ」
「でも!」
「あっちいけっていってるんだろ!」
スコールと向かい合って、両頬をぎゅーとつねった
おれの手もつめたかった
スコールの頬もつめたかった

スコールはそれにびっくりして、見開いた瞳から大粒の涙をこぼした。
サイファーもその涙にびっくりして、すぐさま手を離した
しかし、時すでに遅し
スコールは完全に泣きじゃくっていた


「さいふぁ…きらい!」
「おれもだいっきらいだ!」
「…ッ!」
スコールは「だいきらい」という言葉に酷く動揺したのか、ぼろぼろ涙がとまらなくなっていた。


雪はまだ降りやまなかった
そして、俺だけがその場所に一人佇むことになった
―――


0723

スコール的にはすごいさりげなくやったつもりなのに、思いっきり目撃されて撃沈する58文(長)


「あ、スコール!」

最近一人で居ようとすると、やけにバッツが追いかけてくる
追いかけてくる、というか正確には俺を一人にさせないようにしているようだった。
夜風が涼しく吹いている中、マントをなびかせながらバッツは俺の隣に立った。

―・・・一人にさせてくれないのか

「…何の用だ」
「用がなきゃ隣にいちゃいけないの?」
「……(なんて返せばいいんだ?)」

いけない、とは言っていない
しかしどう言っていいのか、言葉が見つからず、しばらく黙っていた。
すると、バッツがこちらを見つめていることに気付いて、驚いて一歩下がってしまった。

「ごめんな?嫌だった?おれ、そろそろ戻るから」
「…ッ!」
謝らせるつもりなど一切なかった
引き留める言葉がすぐに出てくる訳もなく
何を思ったのか、行動に移してしまった。

気づけば、彼の唇に自分の唇を押しつけていた。


「…スコールって意外に積極的なんだな」
「うるさい」



「スコールって意外に大胆なんだな〜。お邪魔しちゃった?」

「?!」
「おージタン!」

見えないようにしたはずだった。
しかし、思いっきりジタンがそこにいた。
スコールは驚いて、さらに一歩下がったが、バッツに腕を掴まれたため動くことができなかった。


「な〜バッツ、俺にもちゅーしてよー」
「いいぜー、スコールと一緒にやろうぜ!」
「………(一人にさせてくれ!!)」

―――

その後スコールさんは一週間口をきいてくれなくなりました。
クラウザーさんより


毎度のことながら、最後を考えていなかったという、よくある話です。




以下現パロなので、苦手な方はここで終わりです。














シャンプーがないぞ!とナチュラルに全裸なバッツ
若干17歳が壊れている
そんな中、58と言い切ります。





「今日先に風呂入っていい?汗くさくてさー」
「あぁ」
「じゃ、お先に」

パタン、と扉が閉じられた
スコールはソファに座ってのんびりと雑誌を読んでいた。

…あ、そういえば、シャンプーが


「スコール!シャンプーどこだー!」
「確か、棚のう、え・・・・に」
「?」

スコールは固まった
バッツはなんだなんだ?と顔をして、スコールを見つめ返した。

「バッツ…服…」
「あ、ごめんごめん!もう脱いじゃってさー!」
と笑っている、目の前にいる全裸バッツに言葉が出ない

いや、確かにシャンプーがないってことはすでに入ったんだろうが
それにしたってタオルをまくなりなんなりするのが普通じゃないのか
ここはリビングだぞ?
もし誰かいたらどうするんだ!
その前に俺に堂々と見せていていいのか?
男同士だから関係ないのか
しかし、それを普通に見てしまった手前、視線をわざとらしく逸らせ・・・
いや、逸らす!
にしても

少しは隠さないのか?


―・・・いや、隠すだろ!



「で、どこだっけ?」
「た、棚の上…」
「サンキュー!」

スコールはそのまましばらく呆然としていた。
―――
続かなかった・・・
き、気力が。
0718

「俺様のどこが好きかって聞いてるんだ」

「・・・・・・」
「指揮官殿?」

目の前の金髪の男がにやりと笑った
俺はこの笑い方が大嫌いだった。
そもそもこの状況でこの質問はないと思う

「・・・・・・任務中だ」
「だからこそ聞いてるんだ。わかんねぇのかよ?」
―あぁ、全く意味がわからない


さほど多くを要求される任務では無かった
―ある人物の護衛任務
それも任務の期間、というか時間はかなり限定的であり、これなら1人か2人でいいだろうと打診があった。
しかしこの時期に護衛任務が重なってこの男と一緒になってしまったのだ

・・・・・・キスティも駆り出されてるし、仕方ないのか
「おい、き・こ・え・て・る・か?」
「・・・・・・(まだ話していたのか)」
「おい「任務中だ」
それっきり、サイファーは話さなくなった
酷く不機嫌なことだけは読みとれた。
―任務ぐらい真面目にやってもらわなきゃ困るからな、



「サイファー?」
あの時以来、彼が話しかけなくなってきた
数日とかそんなレベルではなく、正確には一カ月ちょうどであった
流石にびっくりして、何とかサイファーに話しかけようとしていたのだが、なかなかうまく行かずに一カ月が過ぎてしまったのだ。
スコールは何とか自室に入ろうとしていたサイファーを呼びとめることに成功した。

「んだよ」
「まだ怒ってるのか」
「…はぁ?」
―怒っているじゃないか
サイファーは今にもキレそうな雰囲気で、何となくこのまま会話しても無意味な気がしてきたのだ



―――

0715

べたべたしたい5と全力で離れたい8


「スコー「離れろ」
蒸し暑い夜に、何故かバッツは隣から離れなかった。

―本当に暑いんだが…こいつは暑くないのか?

「なんだよーいいじゃんかー!」
「この暑さで男二人が一緒に居たらあつ「じゃあもっとあつくなる?」
何だろう、こいつは
暑さで頭がわいているんじゃないか、と心の中で思った。

「……下ネタは一人でやってくれ」
「えーなにー!やらしいーこと考えてたのかよ!」
「………(墓穴をほった気がする)」
「これだからスコールはむっつりすけ「リボルバードライブ!」

―――

0706


バッツ→大学生か社会人
スコール高校生










「え、スコール今日休みだったのか…!」
「あぁ」

出かける直前になってバッツは大騒ぎをし始めた。
早くしないとまた電車に乗り遅れるのに

スコールはお弁当を渡して一言


「開校記念日だから休みと言っただろう?
 今日は掃除をしてる」
「あ、じゃあ夕飯はおれが作るよ」
「あぁ」

「あー俺も休みにしよっかなー」
「もう8時だぞ」

わー!遅刻!!と騒ぎながらバッツは結局出て行った。
スコールはよし、と小さく声に出して食器を一気に片付けた。




『おれの部屋も掃除しておいて!!』
出かける間際にそう言われたものだから、自分の部屋を掃除してからバッツの部屋に入った。
窓を開け放って、風を入れる
机はそんなに散らかってはいないが、フローリングの上やベッドの上はごちゃごちゃしていた。

―しっかりしてるか、してないんだかわからないな、
とりあえず、服をたたんで雑誌を片付けた。
埃をとっていたら上から何故かチョコボのぬいぐるみが落ちてきて一人でびっくりしたのは秘密にしておこう…

「あ!」
声を出した時には遅かった
積み上げられた雑誌にぶつかってしまい、雪崩のように雑誌は部屋一面を埋め尽くした。

「……(うう)」
せっかく片付けたのに、と溜息を吐きながら
スコールは散らばった雑誌をまたかきあつめた。
ベッドの下にも滑りこんでしまい、手を伸ばして何冊も救出した



「………?」
ベッドの下にまた雑誌?
落としたのとは違う厚さの雑誌を手にした気がする
少し奥にあったが、スコールは手元に引っ張りだした。




「・・・」


………ば、バッツも男……だもんな?
もしかしてこれは俺に隠していたのだろうか
何だか見てはいけないものを見てしまい、掃除は強制終了した。
悲しいやら嬉しいやら、雑誌に載ってるグラマラスな女の人は存分にこんがり肌を見せつけるようにこちらを向いていた。

スコールはぱらぱらと雑誌をめくったあと、それをベッドにぼふっと投げて掃除をやめてしまった。
多分自分は余計なことをしたな、と嫌悪感でいっぱいになった。


…バッツって欲求不満だったのか
―――


わーすっごい長くなりましたね。
いいや、ここで切ります。
まあよくあるえろほんみっけー!なスコールです。
一応この話は勝手にくろいの頭の中で完結してまして、その後勘違いスコールと焦るバッツのフライパンの戦いが待っています。
完全にギャグ方向な予感。

何気にわーこういうのが好みなのかーとチェックしてるところが面白いところです(意味不明)
フライパンの戦いは…あー、うん
時間があれば、また。

0705

(…あ)

「スコール?」

「……なんだ」


「首」

「首?」
手を伸ばそうとしたら、先にスコールがぱちん!とその首をはたいた。
あーあ、今の痛いだろうなぁ

「なに、キスマーク?俺そんなところについ「虫さされだ」

ありゃ?まだ言い終わってなかった。
スコールの方は気が気ではないようで、黒い革手袋は首から離れることがなかった。
軽くさすって、キョロキョロしているスコールもなんだか面白くて


「やっぱり俺が「虫さされだと言っているだろう」

何かさっきから最後までしゃべった気がしないんだけどなぁ
楽しそうに見ていると、後ろからジタンが追いついてきたから、面白くてまたからかった。



「おージタン!」

「・・・・」


「スコールの首にキスマークついてるぞー」
「おー!バッツお前やりたがったなー!」
「だから虫さされだ!!」


―――

58というか、5+8?




以下パロなので注意
苦手な人はここで終わりです。











というか、ミステリ小説の読みすぎな影響受けまくりなお話。
本当にアガサほどお気に入りの本たちはいないと思っています。





目撃者→スコール
嫌疑がかかっている→バッツ




「スコール」


「……」

今日は酷く冷えた夜だった。
この村にしては珍しく、満月が出ているのに暖炉に火を焚くほどだったのだ
火がぱちぱちとしている書斎で、バッツは肩身が狭そうに座っていた。
部屋の持ち主のスコールはひたすら本をむさぼるように読んでいた

「なぁ、スコール」

「なんだ」

本当は彼と会話したくなった
バッツは何か、とても大切なことを言おうとしている
その言葉をスコールは拒絶しているのだ。
きっとバッツもそれをわかっているだろう

バッツはブランデーを一口だけ呑み込んで、スコールを見つめた。



「なぁ、何であんなこと言ったんだ」

「………」

「もし、お前まで本部長にどやされることになったら…」

そこから先は言わなかった
何故?

橙色に照らされたバッツの顔を見てから、視線をそらした。
嘘を言ってまで、引き留めたかったと言ったら笑われるだろうか
本当だ。
彼が、バッツがあんなことをする訳がない
だから、自分が見たことを正直に話さなかったのだ

今でもあの冷たい目が忘れられない

「…殺してないんだろう」
「あぁ」
「だったら、何で…ッ!」

ぱちんぱちん、と火がなった。
一度スコールが立ち上がったが、すぐに座り込んでバッツに背を向けた。
時間がなかった。
自分に何もできないと思ったら、さらに腹だった。
なのに目の前にいるバッツは何故か余裕なのだ。

―――

全然終わる気配がないので切ります。
あの、今更なんですけど、バッツとスコールしか出てこないと、何の事件なのかよくわからない!(何)
いや、特に考えてもいなかったんですけど。


0702

あの、終わりがあるのかとか突っ込みを受けそうな吸血鬼パロ。















「何故逃げなかった」

「………」

「あんたは、このままじゃどうなるか…」

声の主が言葉を濁した。
わかっている
わかっている

滑稽だと笑うのだろうか
しかしこの状況をスコール自身がかえることは不可能なのだ。


バッツのために最善の方法を選んだだけだった
彼が自分のせいで死んでしまうことほど怖いことはなかった。
失いたくなかったのだ

そんな、人間でない自分の言葉を、目の前の男は信じるだろうか
スコールはがらがら声で返した。

「バッツ、は?」
「……あくまで他人の心配か」
「……」
「同族とは思えんな」

……今彼は何と言っただろうか
スコールは何度か頭の中で言葉を反芻した。

同族?
今目の前の男は自分と同族と言ったのか
まったくそれといった気配も何も感じられない
それとも自分が弱り過ぎているだけなのだろうか

ただ考えすぎると頭痛がひどくなり、そこで先に声が出た。


「バッツ、は?」
機械のように同じ言葉を繰り返した。
盛大な溜息をされた。
彼の安否だけを知りたいだけなのだ

「バッツなら手当を受けて、今休んでいる頃だろう。大丈夫だ、出血はひどかったが、それほど深い傷じゃない」
「………(傷は、浅かったのか)」


「よか「あ!クラウド!」

スコールは一気に体を強張らせた。
目の前の男はクラウドというらしい
ひどくどうでもいいことである

何よりもその名前を呼んだ男が苦手だったのだ





『バッツが!こんなになったのは!お前のせいだろ!!』



あの言葉が妙に焼き付いてしまってはなれなかった。
自分がわがままだと思い知る瞬間でもあった
バッツのことを想っていた
しかし彼は自分と会わなければ、こんな目にはあわなかったと、スコールはひどく傷ついた。

きっとこれからもあの言葉は忘れない
これからも?

笑わせるな
これからは、ないんだ
――――







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