log(0730〜0817)
0817
愛の告白58
のはずが違う方向にずれすぎた話になりました。
「スコール結婚してくれ!」
「は?!」
「フリオニールからバラをたくさんもらってきたんだ!」
ばざ、と渡されたのは長さが不揃いな赤いバラたち
こういう場合、大抵バッツはジタンと俺をからかうためにやっている場合が多いので、俺は3歩ほど下がった
「……(そもそも、フリオニールのバラはのばらじゃなかったのか?)」
スコールがバラについて考えを巡らせていると、なかなか受け取ってもらえないのがじれったかったのか、バッツがバラをおしやってきた。
「なぁ、おれのこと好きじゃないのかよ〜」
「そ、そういう意味じゃ、…痛ッ」
「え?」
どさ、とバラが落ちた
それと同時にひらひらと花弁が舞い落ちた
チクっとした痛みが広がって、手首から赤い筋が見えた
「……棘か」
バッツは何事も無かったように手首を舐めとった
―――
…違う話を書いていたはずなのに、何か違う方向に行ってしまった…。
あれ?
本当は大人な対応をとろうしてとれなかったバッツにしようと思ったら、何かあっちこっちさまよってしまいました。
はじめはギャグ方向に持っていくつもりだったのになぁ。
次はサイスコ文です。
『サイファー?』
「……」
『サイファー?聞いているのか?』
「おう」
暗くなった自室に声が響いた
電話の向こうの声主は、怪訝そうな音色を出していた。
『今どこにいるんだ』
「どこにいたって関係ないだろう?」
『……あんたが、俺を誘ったんじゃないのか』
「断ったのはそっちだろう?」
『だから、今から、と言っただろう?』
電話だといつもはあまりしゃべらないスコールも強制的にしゃべることになる
その声を聞くのがサイファーの楽しみでもあった
しかし今はスコールはイライラしているような、不安なような声で訴えいた。
「もう真夜中なんだし、指揮官殿はお休みになった方がよろしいかと?」
『サイファー!!』
「じゃあ、もう切るからな?」
『ま、待てサイ「ピッ」
電子音だけが大きく聞こえた気がした。
大抵俺たちのけんかはこんなものなのだ
どちらかが不機嫌で、または両方不機嫌で、最後まで話を聞こうとしない
ふと時計を見れば0200だった
今からどのくらいでスコールは部屋に来るだろうか?
そんなことを考えていたらほほえましくて、サイファーは横になったベッドの上でにやけていた。
「サイファー?」
今日の相手は不機嫌ではなさそうだ
さて、何を話そうか、スコール?
―――
何だか自分で書いててわからなくなった…ぞ
多分サイファーがスコールを誘う→OK→しかしスコールの仕事が終わらない→断る→サイファーが不機嫌っていう単純な方程式みたいな感じなんですけど。
中途半端なところを抜き取ってしまいました。
0813
サイファーがにぶい感じのサイスコ
「くそッ!」
「サイファー!」
誰もいないはずの訓練場で大声で名前を呼ばれた
夜の訓練場は最高の場所であった
しかし今日は最低な訓練場なのだ
ポタポタと腕から血が溢れだしていた
利き腕ではないことが幸いだったのか
ああ、何でこいつがいやがるんだ
要はタイミングが最悪だったのだ。
目の前には同じガンブレードを持ったもう一人の人物が血相を変えて駆け寄ってきた
「なんだよ、俺様がやられてるのを笑いに来たってか?」
「馬鹿か!それより出血を「勝手なことするな」
その冷たい言葉はスコールを矢で刺さるように襲いかかった
何を言っているんだ?という顔でスコールはサイファーの顔を見上げた。
「ったく、ツイてねぇぜ。お前にこんなかっこわりぃところを見られるなんてな」
「……なんだ、ついに頭がわいたのか」
「誰に向かって言ってるんだ」
いつにもまして口が悪かった
あ、俺自分が口が悪いと自覚してたんだ、と頭の隅で笑ってしまった
「今日は調子が悪いだけだ。あっち行けよ」
「お前が保健室に行くまで行かない」
「強情だな?」
「……サイファー?」
ぐらん、と視界が揺れた
そこまで出血はしていなかった
しかし、気づけば地面が反転しているように転がって見えた
「サイファー!」
こんなに必死になる顔をするんだな、こいつもとまた頭の隅で笑ってしまった
だが、会話が続くことはなかった
―――
今日はサイファーの様子がおかしかった
いつもよりも鈍い、というか動きがおかしいというか
どうもあいつは気づいていないようだが、調子が悪そうなのだ
正確に言えば体調が悪い、ということだ
「サイファー?」
「んだよ」
「少し休んだ方がいい」
「うっせーな。あ、さては俺だけさぼりにさせようとしてるな?!
そうはさせないぜ。昨日のサボりの分をやらなきゃいけないんだからな!」
昨日サボったことはきかなかったことにしてやる
しかし、どうも歯切れが悪いのだ
スコールはしばらくそんなサイファーを見つめているだけで時間が経っていることに気づかなかった。
夕方になり、サイファーの姿が見えなくなりすぐに探しに出た
「……(どこかに倒れられたら、こっちが迷惑なんだ、サイファー)」
―――
こんなところでぶった切って申し訳ないのですが、ぶった切ります。
つ、続きはまたあとで(多分)
鈍いサイファー
それに気づいているけど直接言えないスコールとかもいいかと思って書いたのですが
全然おさまる感じがしないので、またあとで。
以下58
現パロなのでご注意ください
この前のちょっと続き
自転車で迎えに来るバッツ雨編
次の日雨が降った
夏の雨にしてはひどく土砂降りで長く降っていた
「……(まさか、今日が雨だなんて)」
スコールは未だベッドから出ることがなかった。
前日に勉強したまま寝てしまい、起きたのが3時
さらにのどがむずがゆいと思いつつ寝てしまったら熱を出したのだ。
何とか学校に連絡することはしたから休みになった
しかしバッツにメールをするか迷い、未だ携帯は手の中にあった
…頭痛いな
だんだん熱に浮かされてきたのか、思考能力が停止し始めてきていた
―ドンドン
「……」
―ドンドンドン
―ピンポーン
「……?」
気のせいではなかった
誰かが扉を叩いている音だった
滅多に人が訪れることが無い家だったため、そのまま居留守を決め込むことにした
どちらにしろ、熱で人前に出られるような状態ではなかった
スコールはそのまま目を閉じた
すると
「スコール?スコール?」
その声に驚いて、一気にベッドから飛び起きてしまった。
ふらふらする足取りで出来るだけ急いで玄関まで向かった
何も履かずに降りてしまったため、足はひんやりとした感覚が響いていた。
「…バッツ?」
「あ、スコール!…って、今起きたのか?」
「あ、いや…」
どう見ても学校に行く格好ではなかったため、目の前にいたバッツは「?」が浮かんでいた
「今日は、休むんだ、悪いけど…」
自分で言って何が悪いのかわからなかったが
制服姿の彼が濡れていることに今気づいた。
片手に傘を持っているから、いつ濡れたんだろう、とか考える暇も無かった
「へ?あ、具合悪いのか、熱?」
「え、…あぁ」
濡れた手を額にあてられて、ひんやりとした感覚に目を閉じた
はやくはやく、横になりたい…と思い始めているのは熱のせいだろうか?
スコールがふらふらしているのに気づいて、バッツはそのまま勝手に家に入ってきた
「ほら、手伝うから寝た方がいいって」
「…すまない」
「今日いつもの場所に行ったらさー、スコールいないからてっきり先に行っちゃったのかと思って、学校行ったんだけど。
靴見たら居なかったからまた戻ってきたんだ」
バッツはきかなくても勝手にしゃべっていた。
スコールはそれをぼーっと見続けていた
「学校…バッツ学校に「俺今日サボるからいい」
スコールは頭の中でバッツの言葉を反芻した
今日サボる?
せっかく彼は大好きな学校に行こうとしているのに?
「ほら、スコール一人みたいだしさ。おれ、ずっといるよ」
―――
こっちも長くなったあああああああ!!
両方熱ネタとか気のせいです。
気のせいにしたいです(何)
一応解説?しますと
バッツさんとスコールさんの家は逆方向
でもバッツはさんは元気に自転車で行く
で、雨が降ってきた時、バッツはいつもの場所にスコールがいない
↓
学校まで全力で行く
↓
下駄箱見て、あれ、靴ないぞ?
↓
また戻る
↓
その時に傘をさすのが面倒で濡れた
↓
スコールの家に直行
↓
ちょっと迷う
↓
つ・い・たー
みたいな(長い…)
0813
珍しく同じ高校生設定
自転車で迎えに来るバッツ
これ、何のネタだったんだろうか…えちゃですかね?
※以下現パロ注意!
「スコール!おはよう!」
「……おはよう」
また、あいつが来た
「また」と言いきってしまう自分もどうなんだと思いつつ、しかしバッツは毎日のように迎えに来るのだ。
逆方向に住んでいる俺のところまで
それもこの暑い夏の日にも、汗だくになりながら迎えに来るのだ
…そんなに暑そうにしてるなら、来なければいいんだ
「スコール?」
「……」
たまに2けつもするが、前に先生に見つかった前科があるためか
俺が歩きだからかもしれないが、バッツは自転車に乗らないで歩いて押している状態だ。
今日はいつもより暑いせいか、前のボタンをかなりあけている
スコールは彼の隣を歩きながら日差しが強い空を見つめた。
―雨の日は迎えに来ないのだろうか?
毎日と言ってもまだ2週間だった
バッツはいつも勝手にしゃべって勝手に盛り上がって勝手に絡んでくる
途中すれ違うクラスメイトに笑顔で挨拶したり、ジタンと合流してさらに大騒ぎしたり
特に俺が話すわけでもない
ただ歩いているだけだ
しかし彼は何が何でも迎えに来るのだ
「バッツは、雨が降ったらどうするんだ?」
「へ?」
今日は焼きそばパンを絶対ティーダから勝ち取ってみせる!と熱弁していた時だった
スコールが珍しく口を開いたのだ
バッツも驚いたのか、一瞬立ち止まったがまたすぐに進み始めて前を向いた
大抵スコールの方を見ているのでそれもまた珍しいことだった
「雨か〜」
「……」
「雨だったら傘さして迎えに行くよ」
「…濡れるだろう?」
「濡れたら濡れたで気にしないから」
妙に真面目な顔で言われてしまって
スコールが戸惑った。
濡れたらあんたが風邪をひく、と言いたかったがその言葉は外へ出ることがなかった。
風邪をひいたらそれこそバッツは迎えに来なくなるのだろうか
待て、何故迎えに来なくなることにそんなにこだわっているんだ
スコールはバッツが来ることを自分が待っているようだ、と少し気づいて顔をコンクリートの熱風がする地面を見つめた。
もう少しで夏休みだった
彼はそれでも迎えに来るのだろうか?
――――
バッツさん→全力でスコールさんが好き
スコールさん→今好きだってちょっと気づいた
そんな二人が好きだ!(何)
でも何だろう、ちょっと思ってたのと違う出来になってしまったような?
以下、58合宿ネタ
ちょっとオミさん宅で2回ほど合宿ネタで盛り上がったんですけど、それで。
多分はしおさんに送ったネタの手前までやってみます、多分。
また現パロですみません。
注意です!
『スコール、2時になったら大浴場で待ってるから』
本当にバッツは待っているらしい
ちらち、と見たら30分前に部屋をこっそり出て行ってしまった。
はじめは皆で大盛り上がりしていたのだが、日付がかわるにつれてだんだんと眠りにつくものが多くなった。
今となっては全員が就寝しているようだった
スコールは布団に丸まって、息を殺して起きていた
昼間に言われた言葉のせいで全く眠れなかったのだ。
あたりは真っ暗で、月明かりだけの世界だった
時計をちらり、と覗けばあと15分で約束の時間である。
「………(行った方がいいのだろうか)」
また行くのに少し迷っていた
何故わざわざ大浴場なのか、そこだけが疑問であった
しかし、待ってると言われてしまった手前、行かないという選択肢は悪いようで断れなかった
あえて、寝てしまったと言って朝に謝ればいいだろうか
でもそれは目の下に出来たクマでは説得力が無い
全く眠れいないのだ
スコールは考え過ぎて軽い頭痛におそわれていた
「……(くそ)」
そろり、とスコール自身も大部屋を抜け出した
月が明るすぎるぐらいだった
ぎし、ぎし、と廊下の音がやけに気になってゆっくりと歩いた
大浴場までは1階の奥にあったから、多少気分を落ち着かせされる距離かもしれない
誰もいない場所を抜け出して歩く気分は少し楽しかった
それも大浴場の手前までである
………中にいるんだよな?
「バッツ?」
――――
優等生スコール
部屋を抜け出すの巻(何の漫画だ!)
0810
58でケンカ話
(※現パロ注意!)
「何で捨てたんだよ!!」
「だから捨ててない!!」
「いーや捨てた!だってここにおいてあったのにないじゃないか!」
「知らない!」
さっきから何度大声を出しただろうか
今にもここを出ていきたい気分だった。
とても些細なことだった
バッツが大事にしていたものを俺が捨てたと言い張るのだ。
そもそもバッツの部屋のものは捨てたりするわけがない
最近少し片付けてないせいか散らかっているが、片づけはしても捨てたりは一切していない
スコールはソファの上でどんどん眉間にしわが寄っていった。
「だから、俺は知らないと言っているだろう!」
「捨てたから言わないだけだろ!!ああもう、スコールとなんか一緒にいれない!出ていく!」
「…ッ!そ、それなら出ていけばいいだろう!」
「ああそうするよ!じゃあな!」
―バタンッ!!
急に室内に静けさが戻ってきた
12時過ぎの話で、作りかけだったお昼がさびしそうにこちらを見つめていた。
スコールはため息をつきながら、バッツが作りかけたお昼を口に運んだ。
レンジで温めた方がおいしかったかもしれない
それから夕方来て、夜になってついに日付がかわる時間帯になった
流石に帰宅すると考えていたスコールは今更自分が子供っぽい対応をしてしまったと後悔していた。
帰ってくると思って二人分の夕飯を用意したもの、バッツが帰ってこなかったので食べるタイミングを無くしていた。
「……(シャワー浴びるかな)」
よくよく考えればバッツも20歳だ、普通なら飲みに行ったって
一日ぐらい帰ってこなくたって、おかしくはないはずなんだ。
逆に今まで気持ち悪いぐらい毎日真面目に帰ってくる方がおかしかったんだ
俺がいたからとかそう考えたら、申し訳ない気分になってスコールはリビングを出た。
―3日が経った
いつものように制服に着替えて家を出た
バッツの分の食事を作って6回目だった。
今日の卵焼きはうまく焼けた方だと思う
鍵をかけて、変わらぬように家を出た。
変わらないのは、バッツが居ないことだった
一度携帯に電話をかけたが、電源を切っているのか繋がらなかった
スコールは電話をかけることも日課になっていた
―――
何かとまらない感じなので、こっちもこんぐらいで切ります。
バッツを社会人にするか大学生にするか迷ってあやふや設定にしたままですが。
バッツが卵焼きうまかったらいいな、願望でスコールにもたまごやき。
いいんちょもたまには何か出来ないことがあってもいいとおもうんだ!
0809
●ーズはどこへきえた風でスコールはどこへきえた
サイファー編
(※タイトルがあれなだけで、くろいは本を読んだことが無いです。今度借りるか買おうかな)
「スコール?今日は休みだよ。聞いてなかったの?」
「あぁん?」
指揮官室に朝から押しかければ、何故かアーヴァインがいた。
何でこいつがいるんだよ
というか、休みだと?
そんなの聞いちゃいねぇ
だんだんイライラが伝わったのか、椅子に腰かけてコーヒーを飲んでいる目の前の野郎は
「今日は休みだから寝てるかどこかに出かけちゃったんじゃない?
スコールは君と一緒にいると思ったけどね。違うんだ」
ふふん、と鼻で笑ったのが気に入らなくて、近くにあったゴミ箱を蹴った。
あーサイファーそんなことしたら、またキスティに怒られるからね!と騒いでた野郎を置いて、俺は指揮官室を出た。
とりあえず、言われた通りスコールの部屋から行くことにした。
しかし
「いねぇ…」
相変わらず殺風景な部屋だった
雑誌が何冊が置いてあったが、特に読んだという気配がなかった。
愛用のジャケットを着ていないところから、遠出してはいなさそうだ
「次は訓練場か」
シュン、扉は音を立てて閉じられた。
運動不足というより、体が鈍らないようにここに来ている可能性は非常に高かった
ここ数日スコールはデスクワークばかりだったので、サイファーの中でも自信のある場所だった。
ハイペリオンを片手に、とりあえず一周してみた
見かけたやつと言えば、モンスターに追いかけられている生徒約1名だけだった。
「くそ、たったの一人とはいい度胸じゃねぇか」
サイファーはやつあたりに、木の根を思いっきり蹴りあげた
するとその音に反応してか、モンスターが数頭あらわれた。
「俺様は今気が立ってるんだ!早く消えやがれ!!」
どうも今日はついていないようだ
ボムに爆発されてしまい、頬にかすり傷を負った。
「……そもそもあいつのせいだ」
スコールはどこだ
サイファーはイライラをつのらせたまま図書館へ向かった。
入った瞬間に生徒たちの視線が集まった気がするのは気のせいである。
「おい、チキン野郎」
「だから!俺はチキンじゃない。そもそも何でサイファーが図書館に来るんだよ」
「お前こそ何でここにいやがるんだ」
「…だー!調べ物だよ、し、ら、べ、も、の!」
こいつのイメージは食堂にいる方が強いがな
俺はチキン野郎に向かって質問を投げかけた。
「チキン野郎が何したって負わないだろ。
それよりスコール見なかったか?」
「スコール?今日は休みだろ?」
「……ならお前に用はない」
図書館に用は無かった
それよりも俺だけがスコールの休みを知らなかったことに今度はいらついてきた。
「くそぅ…」
日が暮れる中庭で、力尽きて歩くのをやめた
ガーデン内を探し回ったがスコールは見当たらず、デリングなどにも足を運んだが見つけることが出来なかった
あいつどこに行ったんだよ…
そもそも俺に休みを告げないなどいい度胸である
しかしあいつならやりかねないことである。
サイファーはしばらく日が暮れるのを見て、自室へと戻った
今日は無駄な一日を過ごしたものだ
「サイファー?」
「…あ?」
すでに日が暮れきったわたり廊下で久々に聞く声が響いた
「お前そこで何をしているんだ?」
「それはこっちのセリフだ、スコール?」
―――
ここで切ります。
な、長くなった…もっとサイファーの冒険編を書く予定が、だいぶ削りました。
他にリノアとかセルフィとかカドワキ先生とか出す予定だったんですけど。
スコールが出ないと終われないと思って一応ここで。
0805
・バッツが10の告白(数字的には5の方がいいですかね)
数字的には5がいいかな〜と思って5の告白です。
告白っていうか半分ストーカーになっているバッツ、みたいな(笑)
「スコール、好きだ!」
あれ?何でこんな反応なんだろう?
ひとりで訓練している彼に声をかけてみた
声をかけたついでに、あ、いや、ついでっていうのはおかしいけれど
ちょうど二人っきりだし、思い切って言ってみた。
やっぱりためるのってよくないだろー?
「……何か悪いものでも食べたのか」
ようやく出た彼の言葉はこれだった。
「いや、だからスコールのことが好きなんだって」
「……」
「スコール?」
目があったその瞬間だった
「そういうのはパスだ」
「あ、スコール?!」
スコールはおれを避けて走去るように去ってしまった。
つまり、今おれはふられたことになる。
「…言った場所が悪かったのかなぁ?」
「いや、それは違うと思うけど?」
「おージタン。なんだよ盗み聞きはよくないんだぞ!」
木の上からジタンが飛び降りてきた。
どうやら上で昼寝でもしていたらしい
ジタンの長い髪が風に揺れていた。
「だいたいさー、突然好きって言われても意味わかんないし」
「えーだってスコールって曖昧に言うと通じないし」
「バッツは誰にでも好きって言うじゃないか」
「ああ」
言われてみれば
だって皆仲間だし、大好きだ!
誇れるおれの仲間なんだ
「多分その好きと勘違いしてるんじゃない?」
「よおし、じゃあ言い方かえて挑戦してくる!」
ありがとな!とジタンに礼を告げて、スコールを追いかけた。
風は追い風で、まるで味方しているみたいだった。
今なら追いつけるかもしれない
―――――
ジタン様が見てる(何)
何かまた書く前と書く後で全く違う話になったような。
0804
・バッツが好きと気づいてどうしていいかわからないスコール
「なんだか最近、スコールに嫌われてさ〜」
それとも避けられてるっていうのか?あれは
響く彼の声はもちろんスコールの耳にも届いた。
嫌うだと?
むしろ嫌ってるのはあっちじゃないのか?
もやもやとした感情に支配されていた。
スコールはその感情に対し、いらつきを覚え、思わず近くにある木にこぶしをぶつけた
「おれはスコールのことが気に入ってるし、好きだし。やっぱり何か悪いことしたのかなぁ」
「バッツの行動は大抵つっこまれてるもんな!」
「そんなことないって!あれはジタンが「あーはいはい、気のせいですよー」
あははははは!大声で笑う二人の声がだんだんと遠のいていった。
スコールはあることに気付き完全に動きを停止した
―好き?
好きとはなんだ…?
「……」
―――
何か前置きが長すぎたので一度切ります。
だめだこりゃ、長い長い
今度こそ、好きだと気づいたスコール編・・・のはず!
何もかもがおかしかった
自分はそういう趣味ではない
むしろそういう感情があるかさえ怪しいくらいだ
しかし、どうも俺は彼のことが好きらしい
おかしすぎる
スコールは壁の、ちょうど視界に隠れて頭をかかえた。
何よりもスコールを悩ませたのは相手が自分と正反対の人間であることだった。
バッツは何よりも元気で明るくて
年上らしいが逆に子どもっぽいような
失態も犯すが、先頭にたつようなタイプで
自分も確かに先頭に立っていたし、立っている
バッツを前にすると自分は完全に劣っているようにしか考えられなくなった。
それが怖くて、彼に近づくことができなくなってしまった。
好きと思うことは勝手である
恐れているのは失うことなのだ。
「……くそッ!」
そんなことを考える自分がこどもじみているようで
余計に一歩どころか、身動きがとれなくなった。
「スコール?こんなところにいたのかよ。ほら、皆呼んでるから」
「……ッ!」
―――
0730
サイスコ
最近サイファーがおかしい
スコールがそれに気がついたのは、約一週間前のことだった
はじめは気のせいかと思い、そんなに気にも留めなかった
しかし、あからさまにサイファーが自分を避けてる、と気づいてから
色々とおかしいことに気づいたのだ。
「あなたたち、またケンカでもしたの?」
「……子供じゃない」
「十分子供じゃない」
先生頼むから、こういう時まで首を突っ込まないでくれ
あいつことなんか、何で俺がいつまでもどこでも把握してる訳じゃないんだ。
話しかけないでくれオーラを前面に出していたのか、そのままキスティスは溜息を吐いて、そのままどこかへ行ってしまった。
こういう時は一人が何よりもいい
しかし、ひとりではサイファーの行動は全く理解出来ないのだ
どうせまた絡まれるに違いない
あちらが避けるならこっちだって避けてやる
スコールは考え事をしながらずかずかと歩いていた
そして気づけば訓練場の前にやってきていた。
こういうときは何もかも忘れて運動するのもいいかもしれない
足を踏み入れて後悔をした
「……(サイファー・アルマシ―)」
「なんだ、お前かよ」
「……」
「ち、無口な野郎だな!たまには何かしゃべったらどうなんですか、スコール・レオンハート君?」
「別に」
最悪の事態だ
よりにもよって、俺を悩ませる人物が目の前にいる
ここははっきり聞いておくべきなのか
何よりもう行動だな…
「なぁ」
「ようやく会話してきたか」
「何で俺を避けてるんだ?」
「なんだと?」
「意味がわからないんだ。避けられる理由が見つからない。何よりもあんたなら避ける前に堂々とケンカをしかけてくるはずだ。なのに、俺を見ては、こちらが視線を向ければどこかに消える。この一週間ずっとだ。意味がわからないだろう?それなら今すぐにでもお前にむかつくって言われた方が清々する」
「…お前そんなにしゃべるやつだったのか」
そう言ったサイファーは笑顔だった
―――
どちらかといえばサイファー→スコール
そして気づかないスコールを書きたかったのに、何だかこのまま更新できる勢いでしたね。
びっくりです。
そのままサイファーは照れながら、ろ〜まんてぃっくな告白をしてくれる予定です。
予定は未定ですが。
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